お菓子の辞典
(なーの)
な |
長芋 |
・細い棒状の芋で、自生するものと栽培されたものがある。(長芋・つくね芋・大和芋を参照) |
中双糖 |
・黄ザラメのこと。結晶は白双糖と同じく大きい。表面にカラメルが掛かっている。 |
泣 く |
・離水、離漿ともいう。製菓用語で糖液が菓子の表面に出る事。半生菓子や甘納豆やゼリ−等が夏期、温度、湿度の影響や菓子に含まれる水分を保持出来ない場合、表面に水滴が付き、砂糖分が溶けて、ベトベトした状態になる。
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ナッペ |
・ソ−ス、ゼリ−、チョコレ−ト、クリ−ム等を菓子に掛ける事。 |
ナツメグ |
・ニクズク科の木の果実。甘い刺激性のある香りがある。ド−ナッツには欠かせない原料で、ペストリ−、洋菓子にも多く用いられてい香味料。果実外皮はメ−スという香辛料である。
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ナパ−ジュ |
・アンズジャムなどの裏漉し。タルトや菓子の表面の艶だし用。 |
生クリ−ム |
・牛乳から脂肪分を取り、水分と脂肪分を乳化した乳製品。アイスクリ−ムの原料。洋菓子のガナッシュ等、洋菓子として幅広く使用される。
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生チョコレート |
・わが国では、【生チョコレート】として販売されるのは、チョコレート生地に生クリームや洋酒などの含水可食物を練り込んだチョコレートで、一般的に水分が多いために賞味期限は短いものです。 |
軟化点 |
・油脂が溶け始める温度。ココアバタ−は32〜35℃。 |
軟質小麦 |
・蛋白質含量の少ない小麦粉。ケ−キ、クッキ−、パイ等に使用される。 |
に |
ニ−ダ− |
・製菓機械の名前。コの字型二本の羽根を持ち、粘性があり、固い生地を混ぜる(練る)機械である。
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乳化剤 |
・水と油は基本的には混ざらない。この2つの物質の片方を微粒にして他の液体に分散させる事を乳化(エマルジョン)という。この状態を安定に保つ添加物が乳化剤である。代表的な乳化剤はシュガ−エステル(しょ糖脂肪酸エステル)、モノグリセライド(グリセリン脂肪酸エステル)、大豆レシチン、ソ
ルビタンエステル(ソルビタン脂肪酸エステル)等がある。 |
乳 酸 |
・乳を放置した時、乳糖が発酵して出来る酸である。 |
乳酸菌 |
・糖類を発酵して乳酸を作る菌類の総称。乳酸菌の種類は多く、乳酸菌の自身を作る<ホモ発酵菌>と、乳酸の他、アルコ−ル、炭酸ガスを作る<ヘテロ発酵菌>がある。
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乳 脂 |
・牛乳に3%〜4%含まれる油脂分を取出したもので、微細な脂肪球の形になっている。これに小量の食塩を加えたものを有塩バタ−である。 |
乳 漿(にゅうしょう) |
・牛乳から脂肪を採った残りで脱脂粉乳の事をいう。 |
乳 清 |
・牛乳からカ−ド(カゼインと脂肪等)を取った残りの事。ホエイ(Whey)ともいう。
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乳 糖 |
・乳の中に含まれる糖(炭水化物)。砂糖に比べ甘さが少なくなる。ただし、純チョコ規格から外れるし、甘さに<クド味>がある事と粘度が上がり<ボテ現象>が起こりやすいので、使用量は約5〜7%に止めるべきである。<α−乳糖>と<β−乳糖>がある。
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ぬ |
ヌ−ベル |
・新しいの意味のフランス語。 |
ヌーベル・パティスリ− |
・新しい菓子の流れ。 |
ヌガ− |
・ソフトキャンデ−の一種、砂糖、水飴を加熱濃縮して卵白を泡立てたものとあわせる。ナッツ、やドライフル−ツチップを混ぜた後、成型する。これをチョコレ−トのセンタ−にしたものもある。代表的なボンボン・オ・ショコラのアイテムの一つとしてモンテマ−ルヌガ−がある。
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ね |
ネ−ジュ |
・泡立てた卵白や真っ白な菓子。 |
ねかせる |
・パンの発酵工程の後、生地を均質化するため一定時間おく事。 |
ネクタ− |
・森永がわが国で最初に発売した飲料で、ギリシャの神々の滋養飲料をネクターと称したといわれているところからきた名前。果汁飲料でピーチ等、比較的搾りにくい果汁を飲料にしたもの。果汁の可食部を摺り潰してあり、繊維が多く、粘調性がある飲み物。
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ネグリ−ト |
・スペインの一口サイズのチョコレ−ト菓子。 |
熱風乾燥 |
・*スプレードライの項参照。 |
煉り込み用油脂 |
・原料として用いる油脂にはそれぞれ用途別の種類がある。例えば、スプレー用やフライ用、煉り込み用等、さまざまである。煉り込み用油脂は、口当たり風味を付ける目的のもので、ショ−トニングやバタ−等をいう。
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の |
ノーテンパーチョコレート(NT) |
・テンパリングのいらないチョコレ−ト。カカオマスやココアバタ−が少ないので口溶けが悪く、風味に欠ける。パッリとしないのでひび割はが少ない。
コ−チングチョコやパ−タ・ブリュ−ィエもノ−テンパ−チョコに近いが、これは油脂含量が多いのでノ−テンパ−チョコとはいわない。 |
ノ ワ |
・くるみの実の事。 |
ノワゼット |
・ヘ−ゼルナッツの事。 |
ノワ・ド・ココ |
・ココヤシの実、ココナッツの事。 |
ノンパリル |
・フランス語で“最も小さい物“という意味。飾りに使う着色した砂糖やチョコレ−トを針状で短く切たもの。ケ−キのデコレ−ションに使用する。
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ノンパレル |
・ア−モンドの種類の一つ。最も普及しており、味も良い。この他20種類程あるが、最近はカーメル種、原種に近いミッション種なども増えてきている。 |